異動や退職の挨拶で配る品は、味の優劣より「配りやすさ」で決まります。相手は一人ではなく職場全体です。一人ひとりの席を回りながら、さっと手渡せて、相手の手をわずらわせません。そこを押さえれば外しません。世話になった人にだけ、少し格を足せば十分です。

配る品、五つの基準

  • 個包装:必須です。切り分けや取り分けが要るものは、配る側も受け取る側も困ります。
  • 人数分そろう:部署の人数+予備を用意します。少し多めに揃えて、過不足を出さないようにします。
  • 日持ち・常温:その日いない人のデスクにも置けます。冷蔵・要冷凍は配る場面に向きません。
  • 一人あたりの単価感:高すぎると相手が気を遣い、安すぎると軽く見えます。配り物としてちょうどの帯を選びます。
  • 一言添えやすい:手渡しながら「お世話になりました」と言える、かさばらないサイズを選びます。

去り際は、派手さより気配りです。全員に行き渡って、誰にも気を遣わせないのが理想です。

みんなに配るなら

特に世話になった上司・取引先には

全員への配り物とは別に、個別に渡したい相手には、少し格を足します。ここは「配りやすさ」より「相手に合うか」で選んで構いません。

のしと渡し方

表書きは「御礼」または「御挨拶」です。退職なら「御礼」、異動なら「御挨拶」が収まりがよい書き方です。配るときは、一人ひとりに短く一言を添えます。品物より、その一声のほうが記憶に残ります。品選びはこのページの基準で外さないので、当日は挨拶のほうに気を回してください。


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