飲み物のギフトは、値段でも有名さでもなく、たった一つで決まります。相手がそれを自分で淹れるかどうかです。
毎朝コーヒーを淹れる人に豆を贈れば毎日使ってもらえます。淹れない人に高級豆を渡せば、戸棚で眠ります。日本茶も同じです。だから「何を贈るか」の前に「誰に贈るか」を決めます。このガイドは、その順番で選ぶための地図です。
編集部がまず勧める三本
まず、3つの問いに答える
贈る前に、自分にこう聞きます。
ひとつ、相手は普段これを淹れるか。淹れるなら本格的なもの、淹れないなら手軽なドリップバッグやティーバッグを選びます。ふたつ、改まった席か。お礼や内祝いなら、味より先にのし・掛け紙が要ります。みっつ、相手の体に制約はないか。妊娠中ならカフェインを避けます。この3つが決まれば、品物は半分決まったようなものです。
コーヒーを贈るなら
ブランドの安心感で外したくないのか、コーヒー好き本人を唸らせたいのか、自分で挽く人なのか。相手によって正解はまるで違います。スタバの定番から専門店の飲み比べ、豆のままの大容量まで、シーン別に選びました。
→ コーヒー好きへのギフト、本当に喜ばれる選び方と4つの定番
日本茶を贈るなら
改まった相手には名入れと掛け紙、お茶好きには産地で語れる飲み比べ、妊娠中の相手にはノンカフェインの番茶。日本茶こそ「相手が淹れるか」で評価が割れます。淹れない人に玉露は酷です。
専門店ブランドで選ぶなら
定番で安心させるのとは別に、「専門店の名前」で特別感を出す手もあります。コーヒーなら、サードウェーブの代表格ブルーボトルコーヒー。スタイリッシュな缶やギフトセットは、おしゃれ好きやコーヒー通への一杯に効きます。 → ブルーボトルコーヒーのギフト、何を贈ると喜ばれるか
紅茶という選択肢もあります。雅紅茶は、栽培から仕上げまで純国産の「和紅茶」専門店です。海外産の渋みが苦手な人にも飲みやすく、ミルクティーに合う濃いコクの茶葉も揃っています。日本茶でもコーヒーでもない、和紅茶という外し方が新鮮です。 → 雅紅茶|国産・和紅茶のギフトと、絶品の和製ミルクティー
結局、迷ったら
相手の好みが読めないなら、安い飲み比べセットで様子を見るのが一番賢い方法です。750〜2,000円ほどで複数種類が試せるものを選び、相手が気に入った系統を次の機会に本格的なもので贈ります。一度で当てにいかず、二段で当てにいきます。これが外さないコツです。
贈ったあと、自分の番
人にギフトを選んでいるうちに、たいてい自分が飲みたくなります。その時は定期便という手があります。毎月違う豆が届くサブスクは、店頭では選ばない一杯に出会わせてくれます。ギフトが一度きりの出会いなら、定期便は続く関係です。